スペクトラムとは、連続して変化していくことです。「性スペクトラム」とは対立するオスとメスで、違いを際立たせるのではなく、「性スペクトラム」という新たな概念で〝性は揺れ動くもの”との理解に至ったのです。哺乳類は確かに「性決定遺伝子」が強い力でけ目てしまいがちですが自然界には遺伝子以外の要因で性が決まる生物もたくさんいるのです。ウミガメやワニは産み付けた砂の温度で性が決まります。簡単に性を転換する魚もいます。性は揺らぐ性質を持っているということを理解し、さらに性本来の姿に迫っていきます。それが「性スペクトラム」です。生まれた時の「性スペクトラム」は真ん中に近い。成長するにしたがってオス化、メス化の力が強くなり両端に移動し、老年になるにつれ脱オス化、脱メス化し、また真ん中によってくるのだそうです。しかもすべての細胞が性を持っているというのにはビックリしました。そして細胞の性さが身体の精査をつくりだしているというのです。”社会への恩返し”です。













